2009-01-01から1年間の記事一覧

「よ」もや・ま

弟がパソコン(デスクトップ型)を買ったらしい。しかもMac。大学以来、弟がずっとマックユーザーだったということも、今になって判明した。というわけで、僕の実家にも、とうとうネットの利用できる環境が整った。 「芸術系には、マックが良い」という神話(…

「ス」ルーせよ!

パンジーの混ざったバラって、バラなのか。それとも、オレンジ+カラタチ=オレタチのように、新しい何かなのだろうか。 豚ひき肉80パーセントに20パーセントの鳥ひき肉が混ぜてあるものが、100%の豚ひき肉ではないように、話題のバラも100%バラとは…

「デ」スプラス

論文を某学術雑誌に投稿して、はや半年以上の月日が経過した。それなのに、未だに何のリアクションもないままだ。「テメエのクソッたれな論文は受け取ったぜ! だが、廃棄した!!!」という否定的なお返事すら無い。 それで仕方なく当の審査委員長本人にお…

「つ」たのからまるバベルで

先週の金曜日。 団長との再会。そして、数年ぶりのA君との再会。 A君宅に一泊させてもらった。 いやあ、久々に楽しい一日だった。 【今日の読書】 『のはなし に』(伊集院光著、宝島社)

「遺」失物遺失

都道府県警察で遺失物検索サービスをやっていることを知った。生活用品とか有価証券類とか現金とか衣類履物類とか・・・・・・etcのように、遺失物はいくつかの項目に分類されているのだけど、その中に動植物類という項目がある*1。 遺失というのは、意図せ…

「鉄」板設定

『剣客商売』には、主要人物として男装の美女剣士が登場する。しかも、男言葉でしゃべり、ツンデレでもある。 こんな鉄板萌え設定の人物が、水戸黄門や遠山の金さんのようなお茶の間時代劇に時折登場する。確か、井上靖の自伝的青春小説『夏草冬涛』(『しろ…

「ど」うして

「タンタンの冒険」は、誰でも知っている有名な漫画だと思っていたのだけど、そうでもないらしいということを最近になって知った。文房具などに使われるお洒落なキャラクターの一種くらいにしか思っていない人も結構いるらしいのだ。小学生の頃、タンタンシ…

「つ」まらない制度

夫婦別姓が実現しつつある。源頼朝の妻は、北条政子だったし、足利義政の正室は、日野富子だった。長い間、庶民には、公的な姓は存在しなかった。 夫婦別姓と男女平等とはあまり関係なさそうに思えるのだけど、夫婦別姓の実現によって、ヒステリーによる家庭…

「理」屈

チベット仏教最高位カルマパ17世「ビデオゲームは感情を解放する知的な手段」 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト とっても合理的で常識的なので、感心してしまった。 【今日の映画】 「Dr.HOUSE」DVD第1巻

「ズ」ッキーニとキュウリ

先日、『剣客商売』6週目の読書に励んでいたら、作中に「横網町」という町名を見つけた。この前、みんなで会った時に話題になった「横綱町」と似ているし、両国国技館のある辺りは、物語の舞台として登場することが少なくないので、気になって調べてみた。 …

不毛ウォーズ

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20090909-541772.html 「サマーウォーズ」も「エヴァ」もまだ観ていない。最近すっかり堕落してしまった。 それはともかくとして、ピジョン氏は、「サマー・・・」から政治のヒントを学んじゃったのか。…

「悲」しみのビフ

何だか急に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が観たくなり、「第1部を観たら、ちゃんとお寝んねするんだよ。わかったね」と自分に忠告した後、再生をクリック。当初の予想通り、第3部を観終えてからお寝んねした。 共感してくれる人はあまりいないと思う…

「ろ」過

今日、近所のゲオで、アニメDVD「シャングリ・ラ」がレンタル開始されているのを発見した。そのパッケージには、ピンクの髪の少女が描かれており、それが作中のどの人物にあたるのかが想像できず、しばらく思考が停止してしまった。その少女が、主人公そ…

「ツ」ツガムシの刺す頃

八○場ダム:未来のことは誰にもわからない。そして、天気予報の的中率からも分かるように、自然の動向を正確に予測するのは至難の業だ。だから、ダム建設自体には、見つけようと思えばいくらでも建造する意義を探し出すことが出来る。だけど、計画立案(1952…

「坐」して死を待つ

前回の帰省から1年くらいしか経っていないけれど、我が故郷は、また少しだけ荒廃していた。市役所や県庁の豪華なビルディングが、寂しさをいっそう強めてくれる。朔太郎を100人くらい増産できてしまうほどに、朔太郎の原料であるところの「寂しさ」が街…

「ル」ーザー

先ほど寮に到着した。久々にみんなと遊べて良かったよ。目を閉じれば(居眠りという意味ではないよ)、ムトウさんの素晴らしい動きが、今でも鮮明に浮かんでくる。 そうそう、2日目にS君と行った刀剣博物館だけど、父から聞いた話では、あそこでの展示品は定…

「タ」ミフル

院内感染ならぬ寮内感染の危機だ。学部生の誰かがインフル氏に感染したとのこと。危機から逃れるためにも帰省しようと思い立ったのだけど、折り悪く世の中は帰省ラッシュ。どの便も満席で、帰るに帰れない。 アイデアを文章へと転換する糸口がつかめず、論文…

「う」がった見方

Shun氏のコメントを読んで思いついたのだけど、明確な原作が存在する映画や小説がある一方で、原作と呼ばれることは無いものの、監督と脚本家とが別々の人であるような映画あるいは「水滸伝」と「南総里見八犬伝」との関係のような小説も存在する。 前者のよ…

「原」作完了!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090805-00000003-oric-ent 『魔女の宅急便』が完結したとは素晴らしい。3巻までしか読んでないので、いそいで追いつこうと思う。 【今日の読書】 『読まない力』(養老孟司著、PHP新書) 『君自身に還れ 知と信を巡る対…

「レ」ベル上げ

宇宙飛行士の若田さんが、無事地球に降り立った*1。帰還後、毎日二時間のリハビリを続けているという話を耳にすると、ある環境にほんの数ヶ月で順応してしまえるヒトの適応力の高さ、ヒトの身体は無重力向けには作られていないという事実、二つの相反する人…

「ズ」レ

ブームの真偽はともかくとして、『資本論』の超訳本が次々と出版されているのは事実だ。どんな本を買うのも個人の自由だけど、現実を打破するための何らかの解決策を求めて購入しているのだとしたら不幸なことだ。あの本は、ひとつの時代を神の視点で描いて…

「イ」レギュラーズ

Robot Watch-ニュース--富野由悠季監督が語る「ガンダム30周年」 いつまでも枯れない人だ。アーレントは、彼女の著作の一つをゼミでテキストにしたことがあるし、好きな思想家の1人なので、作品にどんな風に活かされるのか楽しみだ。 【今日の読書】 『日本…

「キ」リキリ舞

常用漢字云々という問題が盛り上がっているようだ。「淫、呪、艶・・・」を除外するとかしないとか、という冗談のような論点も出ているらしいけれど、常用漢字って、こんなに議論が白熱するほど重要なものだったのか。僕としては、出来れば「ヘン」とか「ツ…

「つ」まずき

学部ゼミの前期が終了した。前期最後のゼミは、恒例の卒論構想発表だった。構想の際、誰もが同じようなところでつまずくということを再認識した。以前、他ゼミの知人とも話したことがあるけれど、卒論を書く上で大前提となるのは、問題意識だ。社会科学系な…

「意」識と性別

「ジェンダー」という言葉は、よく耳にはするけれど興味の湧かない分野で使われる言葉だったので、今日まで用語の意味を調べようと思ったことはなかった。性に関する問題を追究することに何か重要な意味があるとも思えなかったから、というのもある。 だけど…

「統」制

いろいろな物の所持が禁止されてきている*1。持ち歩いてはダメ、という程度だった物が、歩いていなくても持っていたらダメ、ということになってきた。ただでさえ楽ではない業界だと思うのだが、職人たちの生活苦、新人が育たない、一つの文化の終焉、という…

「R」e-definite

「ニート」の意味が定義し直されていたなんて知らなかった。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090703-00000020-mai-polこの記事に拠ると、「仕事も職業訓練もしていない若者」は、ニートということになるらしい。 知らないうちに、僕は「ニート」の定義…

「ル」リルリ

国立「アニメの殿堂」、とても芳ばしい匂いのする言葉だ。仮に、ハコモノだった場合、立地条件に関わらず「国立だけあってビミョウだね」と子供達に言われかねない結果になりそうだ。日本にある数多の科学館*1の有様を思い浮かべただけでも、楽観的な気分に…

「ヘ」テロパスカル

以下、僕の邪推です。 どうってことのない(と思っていた)問題が、表現の規制(特に性的なものに関して)に発展しつつあるようで、正直戸惑っている。 「なぜ性を売らなければならない子供が存在するのか?」という問いに、規制推進派の人たちは、「買う人がい…

「空」想から何かへ

月に一度の研究会があった。他ゼミの院生と顔を合わせる数少ない機会だ。 研究会が終わってすぐに、ある先輩院生からマルクスの『資本論』以前の著作が、当時のヨーロッパでどのくらい売れたのか?特に、どの層の人に売れたのか?という質問をされてしまった…