「ル」ーザー

 先ほど寮に到着した。久々にみんなと遊べて良かったよ。目を閉じれば(居眠りという意味ではないよ)、ムトウさんの素晴らしい動きが、今でも鮮明に浮かんでくる。
 そうそう、2日目にS君と行った刀剣博物館だけど、父から聞いた話では、あそこでの展示品は定期的に替えられているらしい。僕達が訪れた時は、鎌倉〜室町にかけてのいわゆる古刀を中心に展示されていたけど、これは幸運なことだったみたい。現代の刀匠たちの理想としているのが、その古刀なんだってさ。
 実家では、父親の指導の下、陶芸にいそしんだり、近場のブックオフで買い込んだ本を読んだり、基本的にこの2つを繰り返す日々だった。もしかすると、実家で暮らした方が、高い授業料を(親が)払って大学に通うよりもスキルフルな人間になれていたのかもしれない。それにしても、粘土をこねてこねてこねまくらされたおかげで、背中の筋肉と腰の周辺がガタガタだ。ついでに、手のひらも筋肉痛。

【帰省中の読書】
『怠ける権利』(ポール・ラファルグ著、田淵晋也訳、平凡社)
『無限論の教室』(野矢茂樹著、講談社現代新書)
ウィトゲンシュタイン入門』(永井均著、ちくま新書)
『ボランティア もうひとつの情報社会』(金子郁容著、岩波新書)
『歴史のなかのソ連』(松戸清裕著、山川出版社)
『映画を見ると得をする』(池波正太郎著、新潮文庫)
『USAカニバケツ』(町山智浩著、太田出版)
『新米女神の勇者たち』第4巻&第5巻(秋田みやび著、グループSNE著、富士見書房)