「坐」して死を待つ

 前回の帰省から1年くらいしか経っていないけれど、我が故郷は、また少しだけ荒廃していた。市役所や県庁の豪華なビルディングが、寂しさをいっそう強めてくれる。朔太郎を100人くらい増産できてしまうほどに、朔太郎の原料であるところの「寂しさ」が街に溢れていた。
 そんな街ではあるけれど、「焼きまんじゅう屋」だけは市内に10件以上もあるのだから驚かされる。ちなみに、実家から自転車で10分以内で行ける範囲だけでも、4件もある。この4件は、別にチェーン店ではない。どれも別々の経営者によって運営されている。人口に対して「焼きまんじゅう屋」の数が多すぎだ*1


【今日の読書】
歎異抄』(梅原猛全訳注、講談社学術文庫)
あずまんが大王3年生 新装版』(あずまきよひこ著、小学館)
『臨死!!江古田ちゃん』第4巻(瀧波ユカリ著、講談社)


【今週の映画】
ゴッドファーザーPart1」
「ザ・バンク・ジョブ
死亡遊戯