つまらない経験

 さっきまで「相棒」の映画版第一作がテレビで放送されていた。大分前にDVDで観てしまっていたので、ちらっと横目で確認しただけで、自分の部屋に来てしまった。
 当然のことだけど、世の中にはつまらない映画もあれば、面白い映画もある。そして、つまらないけれど、なぜつまらないのか理由がはっきりしない映画、というのもあると思う。映画版「相棒」もそういう作品だった。ちなみに第二作目の映画は、まだ観ていない。
 ところで、twitterを始めて以来、このブログの存在意義は、ますます薄まりつつある。いや、そんなもの最初から存在していなかったのかもしれない。・・・・・・あまり真剣に考えると、自己嫌悪スパイラルに陥ってしまうかもしれないので、考えるのをやめよう。
 それはともかくとして、けっこう長く続いたブログを止めてしまうのももったいないと思うので、何か役立つことに使いたいと、最近いろいろアイデアを練っている。社会に貢献するとか、自分以外の誰かに役立つことをするとか、そんな大げさな「役立ち」ではなく、今の自分に有益な何かを、このブログの空間を使ってできれば良いのだが。
 以前から、自分には歴史の知識が不足していることは自覚していた。でも、ああいったものは、単語を丸暗記するのではなく、まとまった物語のようなものとして覚える方が効率的だろう。だから、このブログの空間を歴史のお勉強のために使うというのも悪くないと思っている。この場を使ってどう勉強すれば良いのかは、今のところさっぱり分からない。下手くそなレジュメのようなものを書いてアップしてもつまらないし、歴史をお題にしたエッセイのようなものを書くような、そんなしゃれた技能は持っていない。それに、そういったエッセイは、相当な歴史の知識の蓄積があってこそ始めて書けるものに違いない。
 先ほどから、歴史、歴史と連呼しているが、学習の範囲として想定しているのは、現代史だ。モヘンジョダロとかハラッパのようなところから始めるつもりはない。そんなことをすれば、中世あたりまで勉強した時点で、嫌気がさしてしまって長続きしないだろう。加えて、現代史といっても、やはり欧米を中心としたものになると思う。アジア・アフリカまでを射程に入れてしまうと、これもやはり僕の精神的な体力が枯れてしまう可能性が高い。要は、経済の勉強を進める上で、知らないと困るような歴史上の出来事を中心にお勉強してみようというのである。
 以上のことは、今考えているいくつかのアイデアの一つでしかない。でも、採用される可能性のもっとも高いものだとは思う。うーーーん、どうしようかな・・・・・・。



【本】
『日本人になった祖先たち』(篠田謙一、NHKBOOKS)
『日本農業の真実』(生源寺眞一、ちくま新書)
『人はなぜ太るのか』(岡田正彦、岩波新書)
『危うし!小学校英語』(鳥飼玖美子、文春新書)
『にっぽん部落』(きだみのる岩波新書)