黄門様アンリミテッド――身体は葵でできている――

 水戸黄門最終回ということなので、家族で作品の最後を看取った。通常よりも数段豪華な役者陣、懐かしのメンバー復活、そんな最終回のお約束もしっかり果たされていた。ただ、黄門側のメンバーが多すぎて、物語の締めの部分が、グドグドになってしまっていた。家族そろって苦笑いしてしまった。だが、それが良い。あらゆる面でイマイチという伝統を最後まで守り通したという感じだった。最終回の舞台が、江戸と上州(≒群馬)というのも、中途半端で素晴らしかった。