新しい試みと思われているものは、過去の人たちが、既に試みて失敗した何か。

 アニメ銀魂風のタイトルをつけてみた。


 話題のガ〇ダムageを観た。といっても、第6話〜第8話だけだ。このあたりの回だけたまたま不調だったのかもしれないが、仲たがいしていた両勢力が和解するという、大抵の物語では最高に盛り上がるはずの筋書きだったにもかかわらず、とても淡白な展開が続き、気がつくと次回予告になっていた。和解した両勢力が、結局、ほとんど役立たずのまま物語が終了してしまうというのは、酷い。僕の観た回から抽出できるメッセージがあるとすれば、「人の和解よりもマシンの性能が大事」ということだろうか。
 ただ、テレビシリーズのどのガ〇ダムよりも画像は美しかった。そのおかげで、美しくなった「〇ンダムマックスター」の勇姿を見ることが出来た。それと、TE〇GAっぽいものから、ガン〇ムマックスターのパーツがヌルッとでてきたシーンは、面白かった。
 全体的な印象としては、まるで換装パーツのように、作品のメッセージもとってつけたような感じといったところだろうか。新しいこと=良いことではないということ、物語のテーマを1つに絞ること、序破急を分かり易く示すこと、こういった基本の大切さを再認識させてくれる、貴重な反面教師だ。


【本】
ミッキーマウスはなぜ消されたか』(安藤健二著、河出文庫)
『猟奇刑事マルサイ』(大越孝太郎著、コアマガジン)
花田少年史』第1〜5巻(一色まこと著、アッパーズKC)