ジャスタウェイ

 京都精〇大学というところに、「ギャグマンガコース」というのが開設されるらしい。この企画自体が高度なギャグなのかもしれない。
 アカウンティングスクールやロースクールに限らず、語尾に「大学」と付く建物が、ある時期続けざまに作られた。僕の地元にも、この少子高齢の時代に逆らうかのように、「大学」を名乗る建物がいくつか作られた。
 学生の卒業後のことまで大学側に責任を負わせるのは筋違いとは思うけれど、卒業しても将来が開けないことがほぼ明らかであるにもかかわらず、入学を推進する教育者がいたとしたら、その人は詐欺師に近い存在なのではないだろうか。詐欺師は言いすぎだとしても、まともな教育すら受けていない人たちにサブプライムローンを推奨した金融マンたちと彼らとを区別するのは難しい。もちろん、僕のように、伊達や酔狂で進学した人間は除外するとして(・・・・・・お父さん、お母さんごめんなさい)。


【本】
よつばと!』第11巻(あずまきよひこアスキー・メディアワークス)
『貧困連鎖 拡大する格差とアンダークラスの出現』(橋本健二著、大和書房)