スイスの規準

アニメ『日常』をちょっとだけ観た。ほどよい群馬成分を感じる。自動車の出てこない漫画やアニメ以外では、なかなか感じることのなかったものだ。
というわけで、最近は、ワードよりもメモ帳を使うことの方が多いのだが、字体をArialにしてみた。明朝体と比べると、親近感を持てる字体なので、偉そうな内容の文章を書いても、偉さが数割ほど差し引かれてしまう。これは短所ではなくて、長所だと思う。なぜなら、自分の文章をいくらか突き放して見ることができるから。少なくとも僕の場合、きれいな字体や威厳のある字体で書かれていると、内容がどんなものであっても、それなりのものに見えてしまいかねない。
古典や権威という言葉に弱い人(僕)も、その文章や言葉をまずはArial体で打ち直してみると、いくらか冷静になって、言われている事柄の内容について判断できるようになるかもしれない。
それならポップ体とか丸ポップ体を使えば、なおいっそう字体にごまかされなくなるような気もするけれど、そこまで字体を崩すと、今度は、内容そのものがどうでもよくなってしまいそうな気がする。


【本】
GANTZ』第1巻〜第5巻(奥浩哉著、ヤングジャンプコミックス)