ソリテア

僕が小学生のとき、どこかの土産屋で買った謎の木製おもちゃ。
これの名前も使い方も長い間わからなかった。ということは、そもそも調べる必要を感じなかったということでもあり、それだけ不要なシロモノだったということでもあるのだが、僕の部屋にある以上、その正体を知らずにいるのは気持ち悪かったので、昨日調べてみた。


とりあえず、外見からしてパズルっぽいので、”木製”と”パズル”をアンド検索してみた。
木製パズルを扱っている店のサイトを上から順に見ていった結果、これの名前が「ペグ・ソリティア」ということがわかった。
いざわかってみると、ありきたりな名前だ。ソリティアなんて、パソコンのスタートメニューを開けば、お目にかかれる単語だ。

「ペグ」とは、杭状の駒を意味しているらしく、「ソリティア」は、1人でするゲーム、隠者、1つ嵌めの宝石という意味の単語。ラテン語sōlitāriusを語源としていて、原義は「未亡人」とのこと。
名前と同時に、これがゲームであること、そして、その遊び方もわかった。ちなみに僕の持っているタイプは、イギリス式なのだそうだ。ほかにフランス式と呼ばれるものもあるらしい*1
岡崎律子の歌うカーペンターズの「ソリティア」を聴きながらプレイすると、あまりに悲しい。