光の国から誰かのために

実家のネットは、つい最近まで、ADSLだったのだけど、先日、元電電公社だった企業の人に説得されてフレッツ光になったらしい。何万円かの工事費も払ったと言っていた。光に変えることが、半ば必然なことなのだと思ってしまったらしい。
サブプライムローンではないけれど、「家電製品は叩けば結構直る」という世界で生きている僕の家族に、ネットサービス云々なんていう話は分かるはずもない。日本在住のアマガエルにドイツ語で超ひも理論を説明するようなものだろう。
そんな人相手に説明しなければならなかった売り手も相当苦労したとは思うけれど、「何が分からないかが分からない」人と売り手との間で、何らかの契約が成立してしまうのは、解消されなければならない問題だろう。扱われている商品が、インフラに関わるものであるなら一層事は重大だ。
それでも、古い人たち(というより田舎の人たち)にとって、未だに電電公社ブランドの威力は残っているらしく、ついつい彼らを信用してしまうらしい。元公社強し。