お久しぶり

更新が滞っていたけれど、止めたわけではないよ。
7月からずっと帰省していて、一昨日札幌に戻ってきた。実家での日々は、僕にゴキブリの脅威を再認識させてくれた。ゴキがほとんどいない環境って素晴らしい。
実家では、相変わらずブックオフと図書館の日々だったので、これといって書くことはない。shunさんと団長が我が家に遊びに来てくれた二日間は、変化に富む刺激的な日々だったけれど、それ以外の日は、図書館やブックオフでジャケ借りやジャケ買いした本を読み流していた。
実家で読んだ本の中で、特に印象に残っているのは、「QWERTY」配列とタイプライターの歴史について書かれた本『キーボード配列 QWERTYの謎 Myth of QWERTY keyboard』(安岡孝一+安岡素子著、NTT出版)だろう。コンピュータに詳しい人にとっては常識なのかもしれないが、「QWERTY」配列は、合理的な理由に基づいて誕生したものだったそうだ。この配列に関するいくつかの珍説が流布するに至った事情についても詳しく書いてあり面白かった。タイプライターの発明に関わった男たちのドラマとして読めば、また違う趣を味わうことができると思う。