レーヨンはミサに値する

法政大学の附属研究機関に大原社会問題研究所(以下、大原社研)というのがある。僕にとっては聖地あるいはガンダーラである。
岡山県には、モネの「睡蓮」で有名な大原美術館があるけれど、どちらも大原孫三郎という人物が、設立したものなのだそうだ。
この人は、最近話題になった「株式会社クラレ」創立時の社長でもあった(創立当時の社名は倉敷絹織)。おそらく、岡山県民ならば、郷土の偉人として馴染みの人物なのではないだろうか?
大原美術館と大原社研が、同一人物によって設立されたものだと知ったのは、つい最近のこと。
どちらの名前にも「大原」が含まれているので、何となく検索してみた結果、知ったのだった。
知ったところで何かに役立つわけではないけれど、点としてしか認識していなかった事柄どうしが、線としてつながったような気がして、心地好かった。

【本】
『ダメの人』(山本夏彦著、文春文庫)
西郷南洲遺訓』(山田済斎編、岩波文庫)
『まちがったっていいじゃないか』(森毅著、ちくま文庫)
【映画】
レミーのおいしいレストラン」(監督:ブラッド・バード、出演:ピーター・オトゥールほか)