「空」集合

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→既にS氏が取り上げていてびっくりした。
 
 映画「特攻野郎Aチーム」がいよいよ現実味を帯びてきたようなので、とても嬉しい。配役が決まらなかったり、監督が何回か入れ替わったり、やっぱりプラン倒れに終わるのかと半ば諦めていた。
 と、映画化を喜んでおきながら、ナンなんだけど、Aチームの本質は、日本語吹き替え版にある!というのが僕の持論だ。他の海外作品は、字幕で観ることにちっとも違和感を感じないけど、Aチームだけは特別だ。もっと極端なことを言うならば、Aチームの面々が入れ替わっても、吹き替え版の声さえ変わらなければ、バラカス軍曹をアジア圏のひょろ長い俳優が演じていたとしても、僕は満足できるだろう。
 本来なら、映画化されるだけでも幸運と思わなきゃお天道様に叱られるのだが、やっぱり、どうしても、富山敬安原義人飯塚昭三羽佐間道夫、仁内建之(以上、敬称略)の5名は、外せない。
 さて、言うまでもないことだけど、僕の願望は、既に、決して実現されることのないものになってしまっている。5名のうち2名の名優たちは、この世の人ではないからだ。
 最近では、音声技術も向上していると聞くから、何とかしてH・M・マードック大尉とR・デッカー大佐の声を合成できないものだろうか?映画料金を1人当たり1000円上乗せしても良いので、検討して欲しいものだ。
 何だか散々新しい俳優陣の存在を無視した内容になってしまったけれど、俳優陣に全く不満はない。というよりもむしろ、よくもまあ、これだけ雰囲気の似た人たちを集められたものだと感心してしまった。遠くから観たら、多分、テレビ版と見分けがつかないんじゃないかという気がする。それだけに、やっぱり声が・・・・・・無念。

【本】
『他諺の空似 ことわざ人類学』(米原万里著、光文社文庫)