「憤」る人たち

 日本のドラマや映画には、登場人物が、感極まってor切羽詰って叫ぶシーンというのが結構あるように思う。
あれって、どのような経緯で行われるようになったのだろうか?海外の映画に由来するのだろうか?それとも、日本の伝統芸能(文楽とか浄瑠璃とか歌舞伎とか)に由来するのだろうか?それとも・・・・・・。
 邦画でも古典の類に属するものでは、そんなシーンを観た覚えが無いので、もしかすると比較的最近になって見られるようになった特徴なのかもしれない。もちろん、僕の貧困な映画鑑賞歴からだけでは、憶測や妄想の域を出ないけれど。
 もう1つ気づいたのは、BGMの挿入が多いということだ。登場人物の感情が高ぶる場面になると、高確率でBGMが始まる気がする。これも何に起源があるのか大変気になる。




【今日の本】
STEEL BALL RUN』vol.19(荒木飛呂彦著、集英社):大統領が、回を重ねる毎に、どんどん男前に進化してゆく。
ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』(阿部勤也訳、岩波文庫):以前ブログで紹介した気がする。やっと最後まで読めた。中世ドイツの民衆達によって語り継がれてきた物語。ゲルマン版吉四六(きっちょむ)話+αみたいな感じ。