「無」実ではないけれど

 某アイドルの事件で、毒物カレー事件判決の印象は薄くなってしまった。推理小説や刑事ドラマでは、状況証拠は、逮捕の決定打にはならない。最後の一手を見つけるところに物語の見せ場があったりするものだ。これは、サスペンスの定石だと思っていたのだけど、現実の事件が、状況証拠を根拠に裁断された事実には驚かされた。こんな前例が出来てしまって大丈夫なのだろうか?状況証拠でGoサイン!→裁判員もGo!Go!→判決!なんていうコンボも今後はあり得るということなのかもしれない。裁判もノリが命だ。

【今日の読書】
『人面瘡』(横溝正史著、角川文庫)
【今日の映像】
「ゲームセンターCX4.0」
名探偵コナン 紺碧の棺」