「ウ」ェルカム?

 不況に怖気づいたのか、主流派のエコノミストの中にも資本主義の崩壊を唱えだした人がいる。だけど、これは非常に残念なことだけど、不況によって、労働力のストックが着実に増大し(予備軍の形成)、企業は組織や技術の改変に右往左往している。これは、資本主義が健全に機能しているという証しだ。変な例えかもしれないけれど、風邪や病気は、生きている証しというわけだ。先日のゼミの飲み会で、こんな話を師匠にした。怒られるかと思ったけど、意外にも同調していただけた。人の手が介在しないものは、案外タフなのだ。
【今日の映画】
妖怪大戦争
【今日の読書】
『ほんとうの豊かさとは―生活者の社会へ―』(暉峻淑子著、岩波ブックレット)
『考えるヒント』(小林秀雄著、文春文庫)
『新米女神の勇者たち』第1巻(秋田みやび/グループSNE富士見書房)
『景気ってなんだろう』(岩田規久男著、ちくまプリマー新書)