「仮」死常態

 身内の葬式代を賄えないという話*1を聞いて、死ぬことも経済活動の一環なのだということを再認識した。
 あらゆるセレモニーの要素を省いたとしても、3万円〜4万円は必要らしい。給付金では足りない。景気が悪いと、死ぬのにも気を遣わなければならない。「おくりびと」する余裕もない状況は、他人の事ならば悲劇だが、自分の事ならば笑うしかない。
 3〜4万円というのは、お墓を除いた金額だ。金魚やハムスターではないのだから、「ガリガリ君」の棒を墓標にするわけにもいかない。「当たり」の棒でもやっぱりダメだろう。
【今日の読書】
探偵ガリレオ』(東野圭吾著、文春文庫):初めての東野作品。冗長ではないドライな文章は、好感がもてる。ちなみに、ドラマは未見。
                    ピナクルズ