「プ」ロ論

 前回のタイトルは、横文字風に「アントレプレナーシップ」と読む、ってことにしておいて下さい。よろしくお願いします。なので、まだシリトリは終わっていないし、この日記も「もうちょっとだけ続くんじゃ」*1

 さて、最近何かとH大学関連の話題を目にする。「羽入−折原論争」と「らき☆すた*2、どちらかの言葉を検索してもらえればすぐにわかることと思う。どちらのワードに関する出来事も興味深いが、羽入さんの著作*3は学祭的*4で面白い作品だという予感がある。予感と書いたのは、まだ半分くらいしか読んでないからなのだけど、ページをめくる手が止まらないのは確かだ。学術書なのに、読んでいてお祭りに参加しているくらいに楽しい本。こういう作品は、とても貴重だと思う。ちなみに、著作で主張されている事柄や論争自体には特に興味は無い。

【今週の読書】
『生きるための経済学』(安冨歩著、NHKBOOKS):上記の羽入氏の著作についての言及がなされている。それはともかくとして、「選択の自由」という不自由を批判的に検討し、儒教における「道」の思想を活用することで、経済学に人間の体温とでも言うべき感覚を導入しようとした冒険的な作品。

*1:小学生が脂ぎって禿げかかった大人になるまでの長さを表す時間概念。有名なテクニカルターム

*2:アニメ聖地における巡礼者の動向把握方法の検討 : 聖地巡礼ノート分析の有効性と課題について : HUSCAPhttp://mainichi.jp/enta/mantan/news/20081113mog00m200050000c.html

*3:マックス・ヴェーバーの犯罪 : 『倫理』論文における資料操作の詐術と「知的誠実性」の崩壊 - Webcat Plus

*4:僕は、「学際」を「学祭」という言葉へと意図的に置き換えています。意味は、「アカデミック・フェスティバル」という独自のもので、今思いついちゃった言葉であり、僕以外の人は使っていません。学際 - Wikipediaを参照。