「潮」時

 熱烈なファンというわけではなかったけれど、ニュースを知ったときはショックだった*1。新聞もテレビも「しめたっ!」とばかりに事件を取り上げているけれど、報道のレベルに、相変わらず成長の兆しすら見られないことの方が気になった。新聞にもテレビにも既に存在意義はないのかもしれない。
 それにしても、オバマ氏勝利である*2マイケル・ムーア氏も一安心だろう。「フルハウス*3や「アルフ」*4の中にしか存在しないけれど、ああいう「アメリカ」が僕は好きだ。現実の合衆国が、この理念型に近づいてくれることを願う(何て自分勝手な!!)。

【今週の読書】
『生物から見た世界』(ユクスキュル/クリサート著、日高敏隆他訳、岩波文庫):以前から知人に薦められていたのだけど、最近やっと読むことができた。ハイデガーは、この本からヒントを得たらしいけれど、確かに面白かった。
【今週の映画】
「転々」:「時効警察」の三木聡監督作品。前回の「図鑑に載ってない虫」はちょっとアレだったが、今回のは良かった。南米映画っぽい。