「こ」うとうがっこう

 帰省した時、実家に高校同窓会加入を勧誘するパンフレットが届いていた。僕は未だに加入してないし、これからも加入するつもりはないけれど、パンフレットには母校の現状についての説明が載っていたので何となく目を通してみた。どうやら卒業生のための送別会(予餞会)と修学旅行は廃止されたようだ。相変わらず進学率上昇という方針を変えるつもりはないらしく、それどころか、その方針をさらに強化する腹積もりらしい。目先の数値ばかりを追いかけるという姿勢は、短期の成功にはつながるかもしれないが、長期的には失敗するような気がして心配である。
 実家にいる間、妹が織田裕二主演の学園ドラマを観ていたので、自然と僕も見ることになった。テレビや映画の敵役のような人や組織というのは、現実にはなかなか見当たらないものだし、もしも実在していた場合には笑い話にもならないけれど、母校がドラマの中の学園に重なって見えてしまった。それだけ、コメディータッチな愚行を犯しているということなのかもしれない。
 僕の同期たちがどれだけ加入しているのか見てみたら、350人中15人程しか加入していなかった。上の世代ではほぼ全員が加入していたのに、散々な結果だ。そうか、みんな高校が嫌いだったのか。クラスメート同士ですら疎遠なままの3年間だったけれど、今ならば仲良くなれそうじゃないか。

【あの頃の読書】
ここはグリーン・ウッド』:高校生活に幻想を抱くきっかけになった悪魔の書。もとい、超絶名作漫画。・・・・・・って、既に先月から、テレビドラマとして放映されていたのか*1!?たった今知りました。しかも、オープニングソングはaccessが歌っているんだね。