あんこ

 今回から、少し趣向を凝らして、日記のテーマを尻とりで決めていくことにしたい*1
 記念すべき第一回目は、饅頭にちなんで「あんこ」である。
 ウィキペディアで「あんこ」を検索してみると、「あんこ」には三つの異なる意味があるらしい。
1、饅頭のあんこ(というよりも、餡と書いた方が適切かもね。)
2、腹のでっぷり出た力士――いわゆる「あんこ型」のあんこ
3、「刑務所の受刑者による肛門性交」における「女役を指す隠語」
また、ウィキには載っていない使い方として日雇い労働者を意味する「あんこ」もある。これを4ということにしよう。
 2と3と4の「あんこ」は、どれも魚のアンコウに由来しているらしいのがおもしろい。三つの場合全てにアンコウが顔を覗かせており、2の場合を除けば負のイメージをもった言葉として使われている*2。どれもアンコウが何でも食べる魚*3であることに関連した由来のようだ。

*1:中島らも『しりとりえっせい』にあやかった。

*2:2の力士の場合も、単に体型やよく食べることの比喩として「あんこう」を持ち出したとは思えない。力士の歴史的な地位を考慮したならば、力士に対する蔑視の感情を基礎にした褒め言葉ということだったのかもしれない(要は、上から目線での称賛ということ)。

*3:何でも口に入れるってこと。