某湖のサミット

 サミット開催が近いため、街では頻繁に警察を見かけます*1環境保護を目的としているのに、あんなにバブリーなホテルを利用するというのは、何だか矛盾しているような気がします。某国の大統領になりそこねた某氏は、素晴らしい豪邸*2に住み暮らしていると耳にしましたが、サミットも某氏も、自分の「不都合な真実」は棚に上げて、他人の不都合な真実を糾弾するという点では同じ穴のムジナなのかもしれません。
 さて、社会派ぶるのもここまでにして、先日、念願の『伊豆の踊り子(荒木版)』を購入しました。噂どおりの違和感。表紙に描かれた踊り子からは、スカーレット・オハラのような意志の強ささえ感じます。表紙だけを見ると、主人公はどう見ても、この鉄の意志をもつ踊り子です。タイトルを『Kill Bill』に代えても違和感はありません。久々に良い買い物をしました。

【今日の映画とドラマ】
悪魔が来りて笛を吹く』(上)(下):古谷版金田一のテレビシリーズ。このシリーズは全般的に、推理よりも人間関係に重点が置かれているのだと思う。純粋に推理を楽しみたい人には不向きかもしれないけれど、観たらきっと面白い。
プラネット・テラー』:タランティーノ監督の『デス・プルーフ』とセットになっている作品。意図的にB級映画風に作ってある。アメリカの古き良き(70年代)B級映画が好きな人にはオススメです。

*1:日本語に不自由な外国人は、しつこく尋問されるそうです。これだけ警官がうようよしていると、もしかすると資本の生産に貢献していない僕のような人間も「職質→パトカー」ってなことになったりはしないかと被害妄想気味になってしまいます。大学構内から外に出るのは控えようと思います。

*2:庶民の住むウサギ小屋と違って、何をするにしても大量のエネルギーを消費(浪費)してしまう。