未来の雰囲気

 電子書籍端末は、どうやら先行きが絶望的らしいね。ニュース記事には、携帯電話向けの電子書籍サービスに地位を奪われたとあったけれど、本当なのだろうか。電車に乗って移動することもなければ、街中で人の群れに接することもないので、どれだけの人が携帯で以って読書しているのかはわからないが、そうまでして読書しようとする読書欲とでも呼ぶべきものが広く人の心の中にあるとは思えない。それに、画面越しに文字を追うのって、紙面上の文字を追うのよりも疲れるでしょ。米国では、日本と比べて電子書籍端末の未来は明るいらしいけれど、目の構造は人類共通のはずなので、長期的には期待薄なのではないだろうか。
 とは言っても、電子端末のかもし出す未来な雰囲気はとても良い。米国での売れ行きの良さも、実はこの未来な雰囲気に原因があるのじゃないか知らん。あっちの人たち、未来好きそうだもの。