個人的に世界史未履修

高校生の頃、僕は世界史でモヘンジョダロの辺りまでしか習わなかった。大学の受験科目では日本史を選択していたので、なおさら世界史からは遠ざかることになった。
さて、政治経済学と歴史は非常に親しい関係にある。日本史に疎くてもそれほど困らないが、世界史に疎いと大変な恥をかく。3Cと3B、これが何を意味するかをそれなりに詳しく説明できますか?僕は今日、できませんでした。中学生の頃の霞のかかった記憶を呼び戻す努力をしたのだけど、CとBが指し示すものが、ある都市の頭文字であることを何とか思い出しただけだった。その場に居たのが先生だけだったことがせめてもの救い?でした。
こうして、世界史の特に近現代史くらいは体系的に勉強し直さなくては!!と強く思ったのでした。


【今週の映画】
パーフェクトブルー」:今敏作品。
「ZODIAC」:デヴィッド・フィンチャー版とそうでない版の二つとも観た。フィンチャー版はスピード感があり、観ていて飽きなかった。もう一方は、犯人を追う一人の捜査官にスポットを当てている。展開がやや鈍重だが、一人の人間に視点が集中しているため、それなりに味わい深い作品になっていた。
【今週の読書】
QED 諏訪の神霊」:「QED」最新刊。
「乱鴉の島」:有栖川作品。
・・・そうそう、まだ読みかけの本なんだけど、面白い本を見つけたので紹介します。『死刑執行人サンソン─国王ルイ十六世の首を刎ねた男 』(集英社新書、2003年)。帯に荒木飛呂彦先生のコメントが載せられていたので、つい買ってしまった。『スティール・ボール・ラン』の「ジャイロ」のモデルとなったのが、この本の主人公シャルル・アンリ・サンソンなのだそうだ(そう帯に書いてある)。学者先生が書いたとは思えないほど軽快な語り口で綴られた本なので、興味のある方は是非。。『スティール・ボール・ラン』の読者ならいっそう楽しく読めます。