明けましておめでとうございます

少し遅れたけれど、元11組のみんな、今年もよろしくお願いします。
各自にメールを送るなり、年賀状を送るなりするのがベストなのですが、簡略形式で新年の挨拶を済ませようとする怠惰をお許しください。
 新年になったという実感が得られないまま今日になってしまった。高校生までは新年の空気というか雰囲気のようなものを感覚で捉えることができていたのに、大学生以降、その感覚がロストしてしまったみたいだ。原因はなんとなく判明している。
 1、テレビ(特に年末や新年を象徴するような番組)を真剣には見られなくなったこと。
 2、年末行事や年始行事に積極的に参加しなくなったこと。
 3、周囲の人間も1や2の傾向にあるということ。
要は、社会から切り離された場に身を置いているということが最大の原因だろう。もちろん、大学だって自分以外の不特定多数の人間がいるという意味では社会なのだけれど。
 北海道は「洞爺湖サミット」に向けてそわそわしているようです。世界各国が環境問題に取り組むことは必要なことだと思うけれど、生産者サイドは利潤の得られる範囲内で環境保護を試みなければならないという制約があるし、消費者サイドの環境への取り組みは、去年のセレブな人たちの「エコバック」騒ぎを見た限りでは、「エコロジー=オサレ」の領域を脱するには時間がかかりそうだ。地球の耐久年数がどれくらいなのかは僕にはわからないけれど、緩慢なエコ運動で間に合う程度のものなのかな?それとも、環境破壊が極まったとしてもお金がたくさんあれば何とか生活していけるような状態が維持され続けるのだろうか?前者ならば「みんなで死ねば怖くない」とつぶやきつつ現実を受け入れるしかないし、後者ならばBRICs各国で一攫千金を狙うのも手かもしれない。海の水位が上昇し続ければ、東京や大阪などの地価がゴミ同然になる日も確実に訪れる。その日を期待して関東の奥地や山陰の高地に数百坪の土地を買っておくのも良いかもしれない。映画「日本以外全部沈没」よろしく、米国の大統領が土下座して土地を買ってくれるだろう。
【今週の映画】
スリーパーズ」:ブラッド・ピットダスティン・ホフマンロバート・デ・ニーロケヴィン・ベーコンなどなど、豪華キャスティング。少年院で看守から性的暴行を受けた少年たちによる復讐の物語。ブラボーでした。
「グッバイ・ラバー」:ヴィンセント・ギャロの名前がキャストにあったので借りたが、ほんのちょっと顔を出しただけだった。内容は良かったと思う。
【今週の読書】
『誰が歴史を歪めたか』(井沢元彦祥伝社黄金文庫):井沢元彦と著名人(梅原猛小松左京山本夏彦半藤一利など)との対談形式。
『官能小説用語表現辞典』(永田守弘編、ちくま文庫):辞典なので読むというより眺める感じ。官能小説家を志す人以外には役立たないだろうけど、とっても面白い。女性器、男性器、声、オノマトペ、絶頂表現という5項目にわかれており、これら5つについての多様な表現が国内の様々な小説から抜粋され、整理されている。
「男性器」表現のほんの一部分を紹介:熱い獣、飴色の極太、巨大な侵略者、勃起肉、肉のピストン器官、びっくり箱のお人形・・・・・・etc
これらの表現が役立つ日は来ないだろうけれど、買って損のない一品です。