チャレンジャー

世の中にはチャレンジ好きやチャレンジ中毒の人が少なからずいるようです。僕の主観では、こういう「チャレンジャー」は比較的恵まれた環境で生まれ育った人が多いように思うのですがどうでしょう?この直観が正しければ、「自助努力」なんて言葉は実に虚ろな言葉ということになります。
最近やっと「ワーキングプア」を扱った本を読み、そこではPCゲーム『家族計画』に登場した「末莉」のような境遇の人々が多数出てきたので上述のようなことを思ってしまったしだいです。
【今週の読書】
『ワーキング・プア』(デーヴィド・K.シプラー著、岩波書店):舞台はアメリカ合衆国。この国は世界的に見ても、大変に特殊な国であることがわかります。少なくとも、グローバル・スタンダードになれるような国ではありません。良くも悪くも。
『自立日記』(辛酸なめ子著、文春文庫plus):軽やかな毒舌。
『「世界征服」は可能か?』(岡田斗司夫著、ちくまプリマー新書):この人の文章は大変に論理的なので、注意して読まないと内容を完全に信じてしまいかねません。
『モロッコ水晶の謎』(有栖川有栖著、講談社ノベルス)
パーフェクト・ワールド』(清涼院流水著、講談社box):いきなり『コズミック』とか『カーニバル』に手を出す勇気はなかったので、まずは入門者用っぽいものから。
【今週の映画】
バリー・リンドン』:スタンリー・キューブリック監督作品。バリー・リンドンという人物の生涯を淡々と描いた作品という感じです。