アイコク

愛国心を持つ人を僕は尊敬します。なにしろ彼らは頭が良い。僕には理解できないことを理解でき、なおかつ実践しているという点で頭が良い。
愛国という言葉には二つの難しい問題があるように思う。
問1:愛とは何か?
問2:国とは何か?
これは、きっと高度な問題であり、抽象的な問題でもある。
ここで、これら二つの問題について哲学的に考察するのも悪くないのだけれど、そんなことをすると僕の馬鹿さ加減をさらすことになるし、なにやら危険な予感がするので止めておこうと思う。日本人を愛することは可能だろうし、家族を愛することも可能だろう。けれども国を愛するというのは僕ごときのオツムで行うには、あまりに高度な行為なので無理な気がする。
もしかすると、二次元や三次元のキャラクターを愛するのと似ているのかもしれない。概念を愛するという点で。
だとすると、愛国を掲げる政府は、「国民総萌え」を唱えているということになるのかもしれない。さすがJapanimationの国、日本だ。なお、萌えの使用方法については、まだまだ未熟な部分があるとは思いますがご容赦下さい。
【今週の映画】
ガタカ』:有名な映画らしいので、あえて内容には触れません。映画自体が面白いかどうかというよりも、映画の中の世界は、SFとして割り切ることの難しい世界なのだと感じました。
『LOAD OF WAR』:主人公(ニコラス・ケイジ)は武器商人。もって生まれた武器を売りさばく才能に従って、世界有数の死の商人へとのし上っていく。彼を執拗に追いかける刑事(イーサン・ホーク)。最終的に・・・ネタバレになるので書くの止めます。上記『ガタカ』の監督でもあるのに、製作に米国資本が関わっていないという興味深いエピソードをもった映画です。
機動戦士Zガンダム』:映画版の1と2を観た。テレビ版のものと思われる画と映画用に新調した画とがランダムに現れるので、それがストレスになりました。4・ムラサメの顔質やロザミアの顔質が、唐突に変わるので疲れました。
【今週の読書】
『白骨の語り部』『鬼のすべて』:どちらも鯨統一郎作品。そろそろ店頭で手に入る著書がなくなってきた。目指せ!コンプリート。