神々の降臨

理論学会に行ってきました。行きの飛行機ではK先生と同乗し、帰りの飛行機では日ハムの選手たちと同乗することになりました。選手たちのためにANAが粋なはからいをしたのかどうかはわからないけど、通常よりも小型で主翼の先端が斜め上に曲がったデザインの飛行機でした。機体のカラーは白地に金。
野球を知らない僕は、偶然同乗することになった院の先輩に教えられて、小笠原、新庄、稲葉、八木・・・etcの存在に気づいたわけです。これも幸運なことなのですが、やはり僕にとっての神は学会にいたわけで。
学会終了後の懇親会では、何人かの先生から名刺をもらうことができました。「論文が完成したあかつきには、コメントをどうかよろしくお願いいたします」、なんてことを言いながらテーブルを廻りました。次回までには名刺を作っておかねばなあ、と痛感しました。
 せっかく名古屋に行ったのだから観光のひとつでもしてくれば良かったのですが、暇がありませんでした。そのため、H君にも会うことを確約できなかったのでした(H君とは明日会うことができるとのこと)。観光はできませんでしたが、名古屋名物を一通り食べてきたつもりです。どて煮、名古屋コーチンの焼き鳥(すごい弾力)、天むす、きし麺、みそカツ、ういろう、中でも「山ちゃん」(名古屋駅周辺に数店舗発見)というお店の手羽先は、おいしかったです。心残りは、ひつまぶしを食べ忘れたことと、山本屋の味噌煮込みうどんを食べられなかったことです。
【今週の映画】
ニューオーリンズ・トライアングル』:この映画で、陪審コンサルタントというビジネスが実在することを知った。現実に、日本でも司法制度審議会などで問題になっているようだ。大雑把に説明すると、陪審員の候補となっている人たちについて、心理学、社会学文化人類学等々のエキスパートを使って、裁判の判決をコントロールする商売ということになる。本当に大雑把な説明なので、詳しくは各自で調べてほしい。日本も近い将来、陪審制度が導入されるだろう。そうなれば、陪審コンサルタントというビジネスも始められる可能性は大だ。優秀な弁護士を雇うためには、高額の費用が必要だ。同じく、有利な判決を引き出すためには、高額の費用が必要だ。おそらく、何らかの規制が設けられるに違いないけれど、陪審制度の暗部の1つを見た気がした。ちなみに、映画自体は、ジーン・ハックマンダスティン・ホフマンの演技が濃くて渋くて良いのだけれど、陪審コンサルタントの是非、銃社会の是非、弁護士の在り方の是非、テーマを多くとり入れ過ぎて消化不良気味でした。