サイカイ

八月中旬、shunさんやOYJさんに会ってきた。前回会った時からそれほど時間もたってないので、お互い大きな変化は見られなかった。秋葉原と神田と秋葉原秋葉原を堪能した二日間だった。
 僕の実家はクーラー無いのでツライ夏だった。大量の汗を身にまとい、甲子園のラジオ中継をBGMに読書の日々を過ごした。我が家の隣にあった○ブンイレブンは潰れてしまっており、焼肉店が営業していた。それが原因なのかどうか知らないけれど、我が家ではゴキブリが大発生。運の良いことに、僕の滞在中は彼らの姿を見ることはなっかった。
 ただ座っているだけでご飯の準備が出来ていたり、お風呂の準備が整っていたり、実家とはやはりありがたいものですね。美味しいご飯を食べ重ねた結果、体重+5。シャレにならないです。
リュックとお腹に夢いっぱい詰め込んで、北の大地に帰ってきたしだいでございます。
追伸:昨日、警官を名乗る男二人組み(私服)に、自転車の防犯登録ナンバーについて尋問されました。結局は氏名と大学名だけしか聴かれなかったので、あの二人組みがニセ警官だったとしてもたいした犯罪には巻き込まれないと思ってます。警察手帳を示されたけど、基本的に僕はそういうの信じてないので、その場で名前を名乗らせて、警察署に確認するぐらいはしておくべきだったと今さらながら後悔してます。
【夏の課題図書】
涼宮ハルヒの○○」:shunさんに薦められ、読み始めたシリーズ。まだ最終巻まで読み終わってないけれど、僕としては久々のタイムリープものにわくわくしてます。
「月に吼えろ!」:帰省の際、キヨスクで何気なく買った本。著者の鯨統一郎という人は有名な有名な新人らしいですね。読み終えて初めて知りました。主人公は萩原朔太郎。お茶目な朔太郎像がとても気に入りました。
「なみだ研究所へようこそ!−サイコセラピスト探偵波田煌子− 」「なみだ特捜班におまかせ!−サイコセラピスト探偵波田煌子−」:上記の作品が面白かったので、同じ著者のものを続けて読みました。これも大当たり。
「女信長」佐藤賢一の新作。信長は女だった!?という斬新な仮説を土台にして物語は進みます。信長の偉業の数々も信長=女という視点で見ると納得がいくような気になります(ジェンダーの人は怒るかもしれないけど)。佐藤氏の豪腕がなせる業でしょう。新しい信長像の構築。
「サルが食いかけでエサを捨てる理由」:僕はタイトル通り、その理由を詳しく解明している本なのだろうと思って買ったわけですが、その理由については「本能」の一言で片づけられていました。がっかりです。でも、それ以外の目的を持って読めば、それなりに得ることの多い本だと思います。
「新エゴイズムの若者たち」:「若者」を扱う本というのは周期的に世に出回りますね。そして大抵は「最近の若者はまったくもう・・・」そんな結論を導いて終わるのです。本書もそのひとつに過ぎませんでした。「最近の若者はけしからん!」という動機のもとに開始された研究が、最終的には「やっぱり最近の若者はけしからん」という結論で終わるのであれば、まったく議論が進んでないということしか立証できていません。「若者」というジャンルは似非研究者の大切な収入源であり続けるのでしょう。まずは「若者とは何か」「若者をけしからんと思う私とは何か」という哲学的な問いについて考えるべきなのでしょう。