『世界の中心・・・・』

今さらですが、映画『世界の中心で、・・・・・』見ました。
「こんな時、どんな顔したらいいかわからないの」、そんな感じの作品でした。しかし、読まず嫌いを克服するために僕は原作にもチャレンジするつもりです。……読むこと自体は苦痛ではないんだけど、レジに持っていくのが恥ずかしいなあ。
次は、映画『冷静と情熱のあいだ』にチャレンジです。
僕の読まず(見ず)嫌いな作品の傾向を見てみると、ラブ物語が多いことに気づきました。ここに挙げたもの以外のものもほとんどがそうです。あの手の映画を見るという行為は、電車の中や公園等々でイチャイチャするカップルを見るのと似ているような気がするのですが、どうですか?
見ず知らずの家族の幸福そうな光景には、ある種の心地よさを見出すこともできるけれど、それとは違う何か不快感を生じさせる要素が、そこにはあるような気がするのです。
ああ、そうか、これがネタミ・ヤッカミってやつですか。
日本中が泣いた『世界の中心・・・・・・』を見ても、何も感じなかったのは、僕が矮小な精神の持ち主だからなのかもしれませんね。
【今週の読書】
『NHKにようこそ!』(滝本竜彦、角川文庫):恥ずかしくてコミック四巻を買えなかったフラストレーションを小説版を読むことで緩和しました。文章にリズムがあり、すぐに読み終えました。
『死言状』(山田風太郎、???):彼のエッセイです。山田風太郎にはもっと有名な日記があるので、そっちを読むことをオススメします。
『ナムジ』全四巻(安彦良和、???):『古事記』を土台に、安彦先生の描く長編歴史漫画です。この『ナムジ』は物語全体の始まりの部分にすぎません。もっと続いてます。ただし、書店で続きを探すのが困難です。現在も探索中!
『しりとりえっせい』(中島らも講談社):独特の視点で書かれたエッセイです。中島らもの小説はほとんど読んだことがないので、これからは積極的に読んでみようという気持ちにさせられました。
【今週の映画】
『世界の中心で、・・・・・・』:同上。
スーパーサイズミー』:力作です。でもポテトはやめません。