新年

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 長く続いた暗く重い時代が、終わろうとしているのか、それとも、まだしばらく続くのか、はたまた、より深刻な時代に突入するのか、成熟社会と呼ばれることのある我々の時代は、将来の予測が難しい。将来の予測が容易だった時代なんてあったのか?という疑問を生じないではないけれど、たとい、将来の見通しが明るいとしても、今、まさにこの瞬間が、灰色であることは確かだ。
 池上彰氏によれば、今年は、前年に比べて平穏な年になるらしい。氏らしいものの言い方だと思う。平穏というのは、積極的な争いは起きないだろうということであって、希望に満ちているという意味ではない。今年もデフレが継続するのであれば、それはそれで平穏な年ということになるのだろう。
 来年のことを言えば鬼が笑う。だからといって、一週間後にどんな事件が待ち受けているかなんて予想できないのだから、今年がどんな年なのかに思いを馳せるのだって、鬼に笑われるかもしれない愚行と言えそうだ。
 僕の今年の目標は、とても単純だ。

「手に職をつける」

「ツカエル奴」になれないとしても、「使い道のある奴」にはなりたいものだ。