4度目の元年

雑誌『創』2011年2月号によれば、電子書籍元年というのは、これまで4度やってきたらしい。
第1回目は、90年代。第2回目は、2000年。ビル・ゲイツ氏が、「これから紙の本はなくなる」と宣言。第3回目は、2006年。ソニーが端末を出した。
そして4度目は、つい最近、つまり2010年のiPadキンドルという名前が巷を賑わせた時。以前(引越しの前後)、僕は、本を電子化したいという欲求に駆られたということを書いたけれど、電子化によるスペースの節約や運搬の利便性向上は、僕のような読者サイドにとってと同様、出版社サイドにも有益なわけで、電子化は、膨大な量のコミック(バックナンバー)の流通費用削減に役立っているらしい。
これも同上雑誌の受け売りだけど、電子書籍で売れているのは、コミックとボーイズラブものなのだそうだ。数あるエロスなジャンルの中で、電子書籍として売れているのが、BLものに限定されているのはなぜなのだろう?ちょっと気になる。やはり、女子(とは決まっていないが・・・)の方が、本棚を埋め尽くすエロスな本から発される腐臭のようなものを気にする傾向にあるのだろうか?

【本】
「創」2011年2月号(創出版)
『エンデと語る 作品・半生・世界観』(子安美知子著、朝日選書)
【DVD】
さよなら絶望先生」第一集