「人」力

 引越しの荷造りは、着々と進んでいる。今、一番困っているのは、書籍って意外とかさばるという事実だ。このペースだと、赤帽のトラック二台分になってしまい、引越し費用が当初の予算をオーバーしてしまう。研究室のデスクにも、かなりの量の本を持ち運んだのに、いっこうに減ってくれない。
 こうなったら、研究に必要ないものから順番に、売り払うなり捨てるなりしていくしかない。というわけで、価値のありそうな本は「まんだ○け」へ、捨てても良い本は「ブック○フ」へ、売り払うことを本気で考えている。
 それでも、改訂版「ロト紋」や佐々木倫子作品や「SBR」や山口貴由作品やあずまきよひこ作品は、絶対に捨てられない。他にも捨てられない本は結構ある。だけど、そうなると、本の絶対量が余り減らない。
 「まんだ○け」に買い取ってもらった本の中に、少女として具現化してしまうような希少価値のある本が偶然紛れ込んでいて、それを売り払って得たお金で、引越し費用はおろか、数か月分の家賃もチャラ、みたいなことにならない限り、状況は厳しい。
 寝て起きたら、全書籍の電子化が完了していました、なんてことになっていたらいいなあ。明後日は、冷蔵庫を処分する予定。



【本】
田村芳朗『法華経 真理・生命・実践』中公新書、1969年。