「メ」ディア

 活字は、紙媒体で読む方が好きだ。電子媒体は、目が疲れやすい気がするからだ。聞くところによれば、話題のキンドルは、従来のものと比べてかなり見易いらしい。もし、それが本当なら、電子媒体主流の社会を是非歓迎したい。
 権利上の厄介な問題さえ乗り越えられるならば、書籍の電子化は、僕のような懐の寂しい人間に望ましい結果をもたらしてくれると思う。紙の本は、蓄積されればされるほど場所をとる。たくさん本を持つためには、広い家が必要になる。例えば、貧乏なアマチュア歴史家などというのは、夢の中だけの存在だったと言えるだろう。
 そんな真面目な?将来の話はともかくとして、3月に退寮をひかえている今、部屋の本を全て電子化できたらどれだけ楽だろうと考える今日この頃である。 引越し代金もバカにならないだろうし。


【本】
大江正章『地域の力――食・農・まちづくり』岩波新書、2009年。
高橋秀実『トラウマの国 ニッポン』新潮文庫、2009年。
小池一夫原作、叶精作作画『オークション・ハウス』第1巻〜第30巻、集英社、2003年。⇒ネットカフェで読んだンだけど、第31巻と第33巻が抜けていてショック!!やっぱり全巻揃えようかなあ。引っ越したら。

【映画】
「消えた天使」(監督:アンドリュー・ラウ、主演:リチャード・ギアほか)