「月」日は白菜の価格

 近所のスーパーで買い物をしていたら、小さな男の子(5〜6歳くらい)が、僕の方をしばらく凝視した後、こっちを指差しながら母親に何やら話し始めた。「あのオジサン」という言葉以外は聞き取れなかった。
 「オジサン」・・・・・・か。自覚はしていたつもりだが、いざ他人に言われてみると結構破壊力のある言葉だ。この言葉に続く会話の内容も気になるところだったが、母親が、男の子の会話を遮って半ば無理やりに手を引っ張って僕の視界から消え去ったことから判断するに、僕が知って嬉しくなるような内容の話ではなかったのだろう。





【今日の映画】
インスタント沼
「相棒 鑑識・米沢守の事件簿」
キル・ビルvol.1」

【今週の読書】
『中世を旅する人びと』(阿部謹也著、ちくま学芸文庫)