遺書
芥川の遺書が発見されたそうですね*1。
さっき『ゆうきまさみのはてしない物語〜天の巻』をぼんやりと読み返していたのだけれど、この本の巻末にある付録年表を見て気づいたことがある。1989年は、昭和天皇崩御で始まった年だった。この年の亡くなった有名人の顔ぶれは驚きのものだ。
昭和天皇、サルバドール・ダリ、手塚治虫、コンラッド・ローレンツ、松下幸之助、ホメイニ、美空ひばり、カラヤン、松田優作、開高健、田河水泡、ベケット・・・etc
どうだろうか。どの人物もその生涯に思いを馳せるだけで長編映画をつくれてしまいそうな人ばかりだ。ちなみに、この年は、竹やぶから3億円が発見され、宮崎勤が逮捕され、ベルリンの壁が撤去された年でもある*2。大きなニュースが多すぎたために、その死が見過ごされてしまった人もいたのではないだろうか。それにしても、大きな事件や出来事を詰められるだけ詰め込んだという印象の年だったのだ。
*1:http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/books/breview/162082/slideshow/96479/
*2:消費税3パーセントが開始され、坂本弁護士一家失踪事件が発生した年でもあるし、紀子ブームの年でもある。ああ、それと、宇野内閣が史上最短内閣の記録を樹立した年でもあるなあ。