アリゾナの

 アリゾナ砂漠で日本のアニメを批評する老人がいる。このことを竹熊健太郎さんのブログで知り、さっそく観てみた。一見、ナショナルジオグラフィック提供の科学番組か?と思わせるような雰囲気。ゴッホの「タンギー爺さん」を連想させるような老人が、時に熱く、時に冷静にアニメ作品について論じていた。英語の聴き取りは得意ではないので字幕のない箇所に関してはコメントできないが、アニメ作品への誠実さが彼には見てとれる。加えて、何だか「剛おじさん」*1を連想させるような構成にも親しみをもてた。

*1:「東京こどもクラブ」というレコード付き絵本の頒布会があり、その中の何作品かでは、加藤剛も「剛おじさん」として朗読をしていたと記憶している。「剛おじさん」は、海からやって来ては、童話を読み聞かせてくれるという親切かつ珍妙な人物で、読み聞かせが終わると海に帰って行く。「剛おじさん」の登場する童話読み聞かせシリーズがあるのは確かな事実なのだけれど、それが「東京こどもクラブ」の頒布していた作品だったのかどうかは不明。小さい頃のことなので記憶があいまいだ。