とうもろこしは、人間を喰らうか・・・・・・断っておくけれど、今回は、極論を書いています。

 環境保護も野生動物保護も、最初は、人間へのリスクを減らすことを目的にして始められたのだと思う。それがいつの間にか、環境そのものや野生動物そのものを守ることが主目的になってしまっている。これってかなりシュールなことだと思う。思えば、世界遺産も当初と今とでは、目的が違ってしまったのではないか?遺産を守るために遺産を守る、そんなアホなことをやらかしているような気がする。
 住宅不足&土地不足が問題になった場合には、法隆寺だろうとサン・ピエトロ大聖堂だろうと、マイトで吹き飛ばして平地にすれば良いのだし、環境保護政策によって、耐えられない程の経済的負担を強いられる人がいる場合には、ある程度の環境破壊は仕方ない。
 バイオ燃料の商品化は、来ることのない未来の夢だという話だが、仮に商品化に成功した場合、どれくらいの稲なりとうもろこしなりが必要になるのだろうか?もしかすると、とうもろこしや稲によるエンククロージャーが庶民を襲うことになるかもしれない。日本みたいに食料自給率ほぼゼロ&潜在的耕地面積ほぼ絶望的な国にとって、バイオ燃料ユネスコ環境保護も、もしかすると、へっぽこミサイルなんかよりもよっぽど現実的な脅威なのかもしれない。
 環境とか動物とか遺跡を人間の被るリスクよりも優先させたならば、赤い彗星のあの人が採用した方法も正当化される可能性が出てくる。保護すべき対象の優先順位について再考する時期が来たのかもしれない。洞爺湖サミットなんかに浮かれているようでは、近い未来、コロニー落としとか隕石落としが「アニメじゃない」ことになりかねない。

【追伸】
グランゾート」のDVDをツタヤで見かけた。これはきっと「ワタル」のDVD化が近いことを暗示しているに違いないと、勝手に予測しているのだけどどうでしょう?
【追伸2】
チェ・ゲバラ」を知らないゼミ生がいることに動揺した。左派とか右派とか関係なしに、誰でも知っている有名人だと思っていたのだけど、どうやらそうではなくなったらしい。ちなみに、『PLAY BOY』(日本版)今月号は、ゲバラ特集だよ。
【追伸3】
寮の知人から「怪物王女」を紹介された。お約束をきっちり守った秀作という感じだ。「怪物くん」を超えるのは無理かもね。