適切な職業

連日のブログ更新。精神的に逃避しっぱなしである。
先日、何の気なしに適職診断テストなるものをネットで見つけたので受けてみた。どうやら僕は、次の4つの職業に向いているらしい。
1、介護師
2、整体師
3、ホームヘルパー
4、OA事務
そこはかとなくワーキングプアーな香気を放つものばかりのように思うのだが、気のせいか。
 職業という言葉で思い出したけど、「ニート」とか「フリーター」とかを学者先生たちが飯の種にし始めた頃から、職業紹介本とでも呼べるようなものが書店に積まれるようになった。この傾向は今も続いてるのだろうか?
 あれらの本に共通しているのは、夢も希望も持てないような職業が削除されているということだろう。某村上さんの本にも、ビル清掃員のような職業は載ってなかったと記憶している。少年少女たちに、無限に広がる荒野の如き現実を叩きつけるのは残酷だとは思うけれど、高級な羽毛布団に包まれた未来を紹介するのも、それはそれで残酷な気がする。「君たちには無限の可能性があります」と言っておいて、10年後くらいに「実は嘘でした」なんて言われたら、僕だったら膝からガクンとなる。
 だからと言って、「虚ろな笑顔を浮べたマックジョブな人々」とか「無機質な顔のテレアポな人々」みたいな挿絵が載っている職業本も、それはそれで嫌だなあ。