「愚」者がインタヴューから学ぶ

 昨日、図書館で面白い本を見つけた。下にも挙げたけど、『インタヴューズ I』という本だ。その名の通り、世界各地(主に欧米)の有力紙が、著名人たちに行ったインタヴューについてまとめたもの。全部で40人ほどの著名人に対するインタヴューが載っているけれど、どれもなかなかコアな人物なので、読んでいて飽きなかった。マルクスエジソン、ゾラ、トルストイイプセンチェスタトンフロイト、カポネ、ヒトラー、などなど多種多様な人たちの声を読むことができる。ただし、政治家や活動家の受け答えは、いかにも建前という感じの内容だったので、少々残念だった。本音を言ってしまうようでは、歴史に名前が残らなかっただろうけれど。
 なかでも、アル・カポネのインタヴューは、面白かった。この人になら首相になってもらっても良いかも、と思ってしまった程。佐藤賢一の『カポネ』を読んで以来、どうもカポネを贔屓してしまう。それと、エジソンは、気持ち良いくらいの嫌なヤツだった。「やなやつ!やなやつ!やなやつ!」→「大好き!」そんな感じか。




【今日の映画】
「Of Mice And Men(二十日鼠と人間)」(監督:ゲイリー・シニーズ、原作:ジョン・スタインベック)
「雷神」(主演:スティーブン・セガール)
親切なクムジャさん」(監督:パク・チャヌク)

【今日の読書】
『インタヴューズ I』(クリストファー・シルヴェスター編、新庄哲夫ほか訳、文藝春秋)
『性の境界―からだの性とこころの性』(山内俊雄著、岩波科学ライブラリー)
爆笑問題とウルトラ7』(爆笑問題著、新潮文庫)
『新装版 ヨコハマ買い出し紀行』第3巻(芦奈野ひとし著、講談社)