さよなら自転車

 羊ヶ丘公園まで自転車だと90分弱。休日のサイクリングには最適な距離。というわけで、今日僕は、羊のいる公園を目指して朝10:00に大学の正門を出た。途中、コンビニで昼食と使い捨てカメラを買い準備は万端。あとはひたすら前進あるのみ。
 結論から先に言ってしまうと、羊ヶ丘公園には行けませんでした。原因は、自転車のタイヤ。別にパンクしたわけではなく、空気を入れるための凸部分が根元から折れたため。さすがにこれは修理してもらえないだろう。こうして、僕のサイクリングは、「澄川5-5」という目的地直前で潰えたのでした。
 タイヤが壊れるなんて夢にも思っていなかった蜜月期、場所は「平岸」から「澄川」へと入る辺り。最初、頭にかすかな痛みと衝撃を感じた。大きめのマツボックリが直撃したような痛みと衝撃だった。そういう痛みと衝撃が2度3度と繰り返されたので、自転車をこぎながら振り返ってみた。!!!!、カラスである。目が本気である。本気で怒っていなさる。激チャに次ぐ激チャ。カラスのテリトリーがどの程度か何て知りもしない僕である。こうして、街路樹さえないような街中まで全速力で逃げたのでした。6月はカラスの育児期およびヒナの巣立ち期なのだそうで(そういえば、大学構内にそんな張り紙がされていたような・・・・・・)、僕は偶然にも彼女らの巣の下を通ってしまったというわけなのだろう。ちょっとしたトラウマを抱え込むことになりました。
 おそらく今日は、外出してはいけない日だったのだろう。もしくは、悪い方角に向かってしまったのかもしれない。知人に陰陽師がいたならば、きっと外出を止めてくれただろう。ちなみに、帰りは電車でした。